ガソリン補助金「過去最高1リットル51円」で血税が「1日61億円」消えていく
与野党内から縮小を求める声が相次いでいるガソリン補助金が、過去最高を突破した。経産省は16日、17~30日にかけて石油元売りに支給する補助額を1リットルあたり51.0円に引き上げると発表。イラン戦争以降、最高だった今年4月の49.8円を上回った。
原因は「高い買い物」を余儀なくされているからだ。財務省が16日公表した8月の貿易統計(速報)によれば、原油の輸入単価は1キロリットルあたり10万2684円と前年同月比53.1%上昇。米国からの代替調達を進めた結果、輸入単価が高止まりしている。
原油価格が下がればまだしも、押し上げ要因に事欠かない。ガソリン補助は今以上に膨らむ恐れがある。
「現状、日本が輸入している原油の割合は、米国4割、サウジアラビア3割、UAE3割。サウジの東西パイプラインはホルムズ海峡封鎖に伴い強化された代替調達ルートの要ですが、親イラン勢力によるものとみられる攻撃を受けて稼働停止中。復旧が長引けば、サウジからの調達が止まる可能性もある。米国からの調達を増やせば、さらに輸入コストはかさみます。原油価格の均衡を保っていた中国が調達を再拡大し始めたのも、価格上昇につながります」(エネルギー業界関係者)
















