めまいを知る(下)症状改善のカギ…寝方、水分摂取、カルシウム&ビタミンD

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 前回は、めまいの多くを占める良性発作性頭位めまい症とメニエール病の正体を、奈良県立医科大学付属病院めまい難聴センター長の北原糺医師に聞いた。今回はその治療と、日頃からできる予防法を紹介する。

 良性発作性頭位めまい症の治療は主に2つある。1つは、はがれた耳石が代謝によって自然に消えるまで薬でめまいや吐き気を抑える方法。

 もう1つは、頭の向きを変えることで三半規管に入り込んだ耳石を耳石器へ戻す耳石置換法(エプリー法など)だ。

「ただ、耳石置換法は頭を大きく動かすため施術中に強いめまいが出ることがあり、『怖くてできない』と訴える患者さんも少なくないのです」

 そこで北原医師が考案し、国際的な医学誌でも発表されたセルフケアが「ヘッドアップ就寝治療」だ。

「就寝時、布団や毛布、座布団を積み重ねて寄りかかり、上半身を45度ほど高くする方法です。寝た状態から急に起き上がる時に耳石が三半規管にこぼれ落ち、大きく動いてめまいが起こるので、その動作を避けるのです」

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