嵐は8500円が15万円に ジャニーズ公演チケットの盲点

公開日: 更新日:

 11月から5大ドームツアーを開催する「嵐」。言わずと知れた、最もチケットが取れないとされるアーティストだが、あるところにはあった。

 善意の2次流通チケットの7割を扱うとされる売買サイト「チケットキャンプ」には、それこそ馬に食わせるほどのチケットが出品中。12月25日の東京ドーム公演は、正規料金がファンクラブ(FC)会員8500円、一般9000円にもかかわらず、11月1日の時点で1枚15万円の最高値がついている。

 同サイトによると、嵐の平均落札価格は6万339円。開催日が近づけば、さらに高騰するのは自明の理だ。ジャニーズ事務所はチケットの不正流通を避けるため、昨年の嵐のコンサートでは入場時の顔認証を実施。ある程度の転売防止効果はあったが、入場の混雑の問題などもあって、今年はQRコードに変更。これが大きな盲点となってしまった。

■QRコードを持つ人以外はノーチェック

「チケット抽選に当選した人が入場口でQRコードを提示すると、予約した人数分の座席券が受け取れる仕組みです。ミソは1人で4人分まで購入できること。友達を装って同時に入場すれば、QRコードを持つ人以外はノーチェックです」(業界関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ