“座間9遺体”の影響懸念も…ホラー映画「IT」の爆発ヒット

公開日: 更新日:

 だが、蓋を開けてみれば、「オープニング3日間の興行収入は2億8000万円。初登場2位の快挙を成し遂げた。首位は同じく初登場でディズニー配給の『マイティ・ソー バトルロイヤル』ですが、こちらは『IT』の3倍強のスクリーン数。1スクリーンあたりのアベレージでは『IT』の方が上。勢いがこのまま続けば、最終興収では『マイティ・ソー』を上回る可能性もあるでしょう」(映画興行関係者)。

 なぜヒットしたのか。前出の興行関係者は、「SNSを中心とした前評判がデカい」とこう続ける。

「インターネット上での予告編も含め、若い世代で『面白そう』という情報が拡散された。劇場に足を運んでいるのは10代、20代の若者が多いのですが、中高年でも楽しめる内容だと思います。80年代のテイストが満載の青春映画という要素に加え、原作者ファンも納得の出来栄えです」

 本来は稼ぎ時であるはずの夏興行がパッとせず、お尻に火がついている映画会社は少なくない。今週10日には、同様に全米でヒットしたホラー「ジグソウ:ソウ・レガシー」(アスミック・エース配給)の公開が控えている。「IT」の追い風に乗ることができるか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル