著者のコラム一覧
吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

水道橋博士<前編>小声で「オフィス北野に深刻な問題が…」

公開日: 更新日:

 今年の2月21日の夜。私は久しぶりに水道橋博士とサシ飲みをした。場所は六本木の焼き鳥屋。ワインも飲める洒落た店だったが、私は博士の話にコンフィデンシャル(機密)事項が多いので、もちろん個室を取った。近著の「藝人春秋2」というトンデモナイ本を読むと自ら「芸能界に潜むスパイ」と称しながらも誠にギリギリの内容ながら正確性・リアリティーも十分ある。その博士の著作やテレビでもネットでも公表出来ない話をたっぷり4時間も聞いた。

 私は自身が入手したネタも放り込みながら、ほとんど博士の話をどっぷりと耳にしたのである。「えー。そうなんですか!」と何回言ったことだろう。博士は「それでね……」と続けてさらにその続きの凄い話を繰り出してくる。芸能界ばかりでなく日本も(?)ひっくり返りそうな話がとめどもなく出てくる。何杯もウーロンハイを飲んだが私の目と頭は夜が更けるにつれてさらに冴えてくる。

 それは、突然だった。1人だけ同席していた博士の新マネジャーがトイレに立ったわずか3分ほどのことだった。博士がテーブル越しに小声で、

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」