無名時代の励みに 寺島進の心を打った北野武28年前の言葉

公開日: 更新日:

 2006年の日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ、数々の助演男優賞を獲得、名バイプレーヤーとして活躍中の寺島進さん(54)。無名時代を支えたのは、あの人の“一撃”だ。

 ◇  ◇  ◇

「兄ちゃん、今売れてなくてもずっと続けろよ」

 千葉・千倉町(現南房総市)の旅館でした。声をかけてくれたのは北野武監督(71)です。1991年10月公開の映画「あの夏、いちばん静かな海。」のロケが始まって数日後、「軽トラの男」という役を突然いただき、現場に入っていました。晩飯は大広間で監督以下、役者やスタッフらみんなで食べるのですが、助監督と隅っこで飲んでいたら「こっちに来なよ」って。しかも、目の前に座らせられて話してるうちに、こう言ってくれたんです。

「スポーツ選手とか俺らみたいに話す仕事ってのは反射神経とか運動神経が必要だから、現役生活って限られるけど、役者ってのは死ぬまで現役でいられるんだからさ。この先、20年後、30年後に売れて死ぬ間際に天下取ったら兄ちゃんの人生、勝ちだからよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃