著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

タレントを育てて売る…「オフィス北野」が忘れていた基本

公開日: 更新日:

「離婚」と「独立」に円満はないのが相場。衝突が起きて揉めた末に袂を分かつ。我慢できずに暴露すれば、それはドロ沼劇の始まりとなる――。

「自分の時間をつくりたい」と自身がつくった事務所から円満独立したはずだったビートたけし(71)も綻びが出始めた。当初、「たけしの愛人が現場にも現れて口を出す」などと独立の原因と矢面に立たされていたのがたけしだった。これに対して強い絆で結ばれた「たけし軍団」がブログで反論。たけしが正式独立を迎えた4月1日、「オフィス北野」の森昌行社長に対して、「勝手に筆頭株主になった。高額な役員報酬を得ている」などと痛烈批判。愛人問題には触れず、独立の要因は「森社長にある」と、事務所に残る軍団が現社長を非難するという前代未聞の事態になった。

 飼い犬に噛まれた形の森社長は「驚きを禁じ得ない」とコメント。芸能関係者のなかには、「森社長のやったことが事実なら、業界内における信頼も失墜し事務所の存続も危うくなる」という声もある。名誉回復へ向け反論も予想されるが、軍団の話が事実ならば、たけしの独立は、軍団に対しての待遇や「軍団よりも社員の収入が多い」といった金銭面に起因していたことになる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン