著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

出川哲朗、長嶋一茂…TV界を席巻する“クセがすごい”男たち

公開日: 更新日:

「あまり好きではない」と思っていても、食べているうちに癖になり、やめられなくなる食べ物がある。テレビに目を向けると、同じような感覚でいつの間にかハマってしまうタレントもいる。

 世界中を熱狂させたW杯サッカー。元サッカー選手から小柳ルミ子まで今回も多くの名(迷)解説を聞いたが、サッカー解説のレジェンド的な存在となった松木安太郎。解説者として登場した頃はまるで応援団のように「集中ですよ」と選手を鼓舞する言葉を連呼するばかりで、解説らしきものが少なかった。「うるさいだけの解説者」と揶揄されたものだが、聞いているうちに「松木節」といわれるほど心地良いものになり、今大会でも炸裂。今やサッカー中継に松木節は欠かせないものになっている。

 お笑い界では出川哲朗がその筆頭。元は役者志望だったが、お笑いタレントに鞍替え。どっきり企画などでリアクションの面白さから注目された。通称「リアクション芸」と呼ばれたが、「子供に悪影響を及ぼす」と番組が規制され出川の出番は減少。「一発屋」の運命と思われたが、どっこい生き残った。今やリアクション芸の第一人者として冠番組まで持つ大出世。かつて雑誌のアンケートでは「女性の嫌いなタレント」の常に上位だった出川だが、今は逆に好感度が上昇中。今年の上半期CM出演本数ランキングは9社。嵐の二宮和也らと並び2位と、破竹の勢い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ