海外映画祭で快挙 舘ひろしが捨てたダンディと過去の栄光

公開日: 更新日:

「ハードボイルドは好きだし得意だけど、年を取ったので、走ったりできないから」などと語り、舘ひろし(68)は取材陣の笑いを誘った。

 映画「終わった人」での定年を迎えたサラリーマン役でモントリオール世界映画祭の最優秀男優賞を受賞し、その報告のために開かれた記者会見でのこと。

 舘といえば、映画「暴力教室」や「野性の証明」での暴走族のリーダーをはじめ、代表作「あぶない刑事」シリーズのダンディーな刑事役など、デビューから四十数年、黒いサングラスをトレードマークに活躍してきた。ところが最近はサングラスはもう卒業とばかり、枯れた男の役で共感を集め、それで再ブレークと評価されているのである。

「特に心境の変化というのはないです」と笑い、会見では語らなかったそうだが、オファーを受けた際の心境をこう語っていたという。

「このまま『かっこいい舘ひろし』を演じ続けていたらかっこ悪いし、気持ち悪いでしょう。ちゃんと自分を見つめてみて、やるべきだと思った」

■ダンディー路線は封印

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲