「馬鹿よ貴方は」平井“ファラオ”光 バイトで凹む日々語る

公開日: 更新日:

 個性的な芸風で売り出し中の漫才師「馬鹿よ貴方は」の長髪、ヒゲ面に無表情の平井“ファラオ″光さん(34)は一昨年までバイト生活で、見た目そのままの仕事ベタだが、イメージと違って、母親思いで……。

 ◇  ◇  ◇

 神奈川出身ですが、実家が周りの子供たちに比べたら貧乏だったのかなと。親父があんまりちゃんと仕事してなかったから。

 ヘビースモーカーで入院を繰り返してることもあって、仕事してもすぐ辞めて、何カ月も家にいるみたいな感じ。親父の収入が不定期な時期が結構、あったんです。

 ずっと実家暮らしだったけど、10年くらい前に親が離婚。やはり収入がよくなかったのが原因のひとつではありますね。その頃に姉貴は結婚して独立したので、僕は20代後半で母親と東京の狛江市で2人暮らし。それからは2人とも働いて生計を立ててます。僕は芸人の養成所に通いながらバイトの日々でした。

 でも、接客には根本的に向いてないとわかってたし、コンピューターに弱いのでITも無理、事務もダメ。だから、頭使わない単純な仕事の引っ越し屋ならいいかなと勤めたら、もともと体力がないんで上の人から「このくらいでヘバってんじゃねえ!」「テキパキ動け」とガミガミ怒られました。「自分に向いてるバイトはこの世にひとつもないのか」と思いましたね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋