竹内まりや“充実の秋” デビュー40周年で辿り着いた現在地

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 82年に山下と結婚後、「シンガーソング専業主婦」と自称し、84年に生まれた長女の子育てにあたるなどして結婚後のライブは3度のツアーだけ。だが、人気は一向に衰えず、50代を迎えた心境を歌った「人生の扉」など、深く、味わいのある楽曲でファンを引きつけてやまない。あまたの恋愛ソングを生み出してきた才能で今は人生の応援歌を歌い、往年のファンを元気づけているのである。

 大手レコード会社スタッフが言う。

竹内まりやさんと同じシンガー・ソングライターで、80年代に活躍した大江千里さんのニューアルバム『Boys&Girls』も話題になっています。47歳のときにそれまでのキャリアを捨て、ジャズピアニストを志して渡米して10年、その生き方といい、経験談といい、中高年になったファンの心をまた揺さぶっていますよ。『格好悪いふられ方』など自身のヒット曲をピアノソロでセルフカバーした楽曲もまたヒットしそうです」

 竹内も大江も年を重ねてたどり着いた現在地の季節は、充実の秋というべきか。

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