舞台は福島・双葉町 中江裕司監督語る「盆唄」の存在理由

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 このままでは盆唄が消滅してしまう……。そんな中、100年以上前に福島からハワイに移住した人たちが伝えた盆踊りが「フクシマオンド」として踊られていることを知り、横山さんたちはハワイに向かい、移民の子孫たちに盆唄を指導。そして双葉町各地区の盆唄を集めた盆踊りを復活させようと思い立つ。

「横山さんが『双葉がふるさとというのは大人のエゴ。子どもたちには避難先がふるさと』と撮影中に話してくれました。この映画は<大震災で避難した人々の営みを描いたもの>です。そこから<移民>につながっていき、福島とハワイが改めてつながりました」

 5年や10年という時間ではなく、長いスパンで考えるために富山から福島に移り住んだ人の物語を映画に盛り込んだ。 

「いつか双葉町の人たちが、ふるさとに戻って大震災で亡くなった人、ご先祖さまたちと一緒になって踊っている――。最後のシーンは50年先、100年先のイメージで撮りました。今はこんな光景を夢想しています。全国の劇場で盆唄が鳴り響き、最後に観客の皆さんが立ち上がって踊っていただけたら、こんな幸せなことはありません」 

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