著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

自称“ピン時事芸人”プチ鹿島はもっとコメントにスパイスを

公開日: 更新日:

診断結果は…【可】

 テレビ朝日系「サンデーステーション」の解説コーナー「注目ニュース読みくらべ」。担当するプチ鹿島は“ピン時事芸人”を自称し、毎日一般紙からスポーツ紙まで12紙に目を通すという。スパイスが効いた解説が持ち味だが、5日はごくごく常識的な線で落ち着いてしまった。

 取り上げたのは「令和時代に見込まれる主なできごと」(朝日新聞1日付)と「『令和』の主な予定・出来事と政府目標」(日経新聞2日付)。

 朝日で注目したのは令和7年から17年までに労働人口の49%がロボットに置き換わることや令和27年のAIが人間を超えるまでになること。日経は人口減問題で、令和24年に65歳以上の高齢者がピークを迎えること、令和33年の東京電力福島第1原発の廃炉完了にフォーカス。

 原発に関しては1日付の東京新聞が「故郷奪われたまんま」の被災者にも言及した。15~64歳のいわゆる生産年齢人口の減少で外国人人材の受け入れが拡大していき、廃炉作業にも従事することになるといわれていることに関して辛口のコメントが欲しかったが、「さまざまな思いが交錯した令和初日でした」とスルーしてしまった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲