小田桐誠
著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

博多大吉「あさイチ」1年で自然体に 失言・暴言には要注意

公開日: 更新日:

診断結果は…【可】

 有働由美子とイノッチ(井ノ原快彦)、柳沢秀夫のトリオでブレークしたNHK朝の「あさイチ」。2代目MCに博多華丸・大吉が起用されると知った時、「大丈夫か」と不安が先に立った。とくに大吉の失言・暴言が心配だった。

 12日は地元福岡から放送し、熊本出身の森高千里らがゲスト出演。女性を中心に炎上することになった大吉のコメントは森高の代表曲「私がオバさんになっても」について説明している時に飛び出した。「女盛りは19」という心ない男性の言葉にカチンときたと話した森高に、大吉は「森高さんが歌うから手拍子できるけど、『まじオバさんになってんやん』という人が歌うとね」と返したのだ。

 本人はヨイショのつもりだろうが、ピントがずれ、森高がドン引きしたのは当然である。

 ただ、言葉が過ぎることもあるが、そういう時以外は自然体のやりとりで健闘している。早生まれの子供を持つ母親が話題になった15日は「同級生より成長が遅い」「自分はできないと思いこむ」「自信を失う」という負の連鎖があるとのリポーターの説明に、自身が早生まれの大吉は「できなくてもいいんだ。ラッキーと思っていた」とポジティブに反応した。

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