「アナ雪2」すでに60億円超 絶好調の裏に“基礎票固め”戦略

公開日: 更新日:

 女王となったエルサ(声:松たか子)は、自分だけに聞こえる謎の呼び声の正体を知るため、妹アナ(声:神田沙也加)やオラフら仲間とともに霧で閉ざされた森に足を踏み入れる。そこで彼女が知るのは、自分が持つ魔法の力の正体と両親の死にかかわる驚くべき真実だった。

「1作目に勝るとも劣らぬ覚えやすい旋律の楽曲によるミュージカルシーンと、後半に行くほど盛り上がり、強烈な感動とともに幕切れを迎える序破急の構成が特徴です。そのためエンドロールが流れても席を立つ人はなく、むしろ音楽に聞き入っている。映画の出来は明らかに前作より上なので、見終えてすぐにもう一度“再体験”したくなるでしょう。コスプレ上映やIMAXなどリピーター向けの仕掛けも抜かりなく、年を越えて強力な興行を繰り広げることは間違いありません」(前田氏)

 前作比211.7%というロケットスタートを切った「アナ雪2」。もはや140億円の「天気の子」は通過点のようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手