菜々緒の信念は「過去より未来より“今この瞬間”を生きる」

公開日: 更新日:

 表紙は女優の菜々緒(31)。スラリとした伸びたしなやかな手足も印象的だ。一方、ドラマで見せる「悪女役」が強烈な印象を残していたが、2019年はゴールデンの恋愛ドラマでヒロインを演じた。

  ◇  ◇  ◇

 ――2019年を振り返ってみると。

「『4分間のマリーゴールド』でヒロインのオファーをいただいたことは自分の中でもすごく大きかったと思います」

 ――“悪女イメージ”から脱却できた?

「“悪女といえば菜々緒”と言っていただけることはとてもありがたいことです。自分の名刺を一枚いただけた感じで。しかし、ひとつのイメージが固まってしまうのもあまりいいことだとは思いませんし、今回は新たな名刺を得るための挑戦となりました」

 ――視聴者からの反発は感じた?

「正直、私自身、最初は戸惑いもありましたよ。しかし気にせず、新たなイメージを受け取っていただけるようベストを尽くすことが大切だと気持ちを切り替えました」

 ――今回のドラマで“悪女でない菜々緒”のイメージも広がりましたね。

「それだけ悪女のイメージが付いてたんだなあという気付きにもなりました(笑い)」

 ――さて2020年はデビュー12年目となります。新たな目標はありますか?

「私あえて、あまり目標を持たないようにしてるんですよ。『今この瞬間にやっていることにフォーカスを当てる』ということを常に心がけてます。過去や未来のことを考えるより、とにかく“今”を大切にしようと」

 ――2月には出演映画「ヲタクに恋は難しい」も公開となります。

「私は2・5次元の舞台を愛するコスプレーヤーのOL役です。福田雄一監督とは2回目なんですが、“福田ワールド”全開で、オタクの方もそうじゃない方も楽しんでいただけると思います」

 ――撮影の印象は?

「恋愛コメディーなのですが原作にはないミュージカルシーンが盛り込まれていて、にぎやかで楽しい仕上がりになっていると思います。私もボイストレーニングや本格的なレコーディングをさせていただいたりして、新たなステップを踏ませていただいたと思います」

 ――最後に日刊ゲンダイ読者の中高年の男性に一言。

「やっぱりいくつになっても、どんな状況でも、人生を楽しんでる人はすてきだなと思いますね。みんな大変だし、必死じゃないですか。でも、そこをグッとがんばって、愚痴や弱音を口にせず、前向きに振る舞える方に引かれますね」

スタイリング/倉田強
ヘアメーク/吉田真妃(クララシステム)
(ワンピース)CORCOVADO(アクセサリー・シューズ)スタイリスト私物

▽菜々緒(ななお) 
1988年10月28日、埼玉県生まれ。2009年から芸能活動をはじめ、映画、ドラマ、CMなどで活躍中。最新情報は、ツイッター(@NANAO1028)、インスタグラム(@nanao-official)をチェック。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも