TV界に“志村けんショック”…無観客や収録中止で非常事態に

公開日: 更新日:

 国民的お笑い芸人だった志村けんさん(享年70)の訃報は日本列島に大きな衝撃を与えた。新型コロナで入院報道からわずか4日余り。あまりにも早い逝去は世間に改めてコロナの恐怖を知らしめたが、それ以上にパニックになっているのがテレビ業界だ。

 目下、大きな問題となっているのがスタッフや芸能人へのコロナ感染リスクの拡大。

「幸いにも志村さんと共演した芸能人やスタッフで感染者はまだ出ていない。しかし大勢の人が集まり密室となるバラエティー番組のスタジオ収録は感染のリスクが大きく、“無観客”で行うケースが増えています。ドラマの現場でも大河と朝ドラの撮影を当面見合わせると発表したNHKのように、放送に支障が出ない範囲で収録を遅らせるケースが出てきそうです」(テレビ局関係者)

 ちなみに3月5日に「天才!志村どうぶつ園」の収録を行っていた日本テレビは、キー局の中で他局に先駆け在宅勤務を実践しているという。

「現在、報道番組も含め、局員の約8割近くがリモートワークを実践している。テレビ局のなかでコロナ罹患第1号が出てしまった事情も当然あるが、収録は基本、中止。過去のVTRや編集で急場をしのぐという緊急措置が取られている」(日テレ関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方