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板坂康弘作家

東京都出身。週刊誌ライターを経て、阿佐田哲也、小島武夫が結成した「麻雀新撰組」に加わり、1972年創刊「近代麻雀」の初代編集長。小説CLUB新人賞を受賞して作家デビュー、著書多数、競輪評論でも活躍。

<6>麻雀は速さが武器 灘麻太郎プロの魅力は攻めの切れ味

公開日: 更新日:

 このように相手を守勢に追い込むのが、灘さんの麻雀である。仕掛けて相手を威圧していると、ツキの波に乗れるものだ。一方の守る側は“対々和に筋なし”で守りづらい。

 このときの実戦では、相手2人がリーチをかけてきた。気が弱い打ち手なら、オリてしまうかも。灘さんは、ここが勝負どころと一歩も引かずにめくり勝負。ロン牌の「一萬」が飛び出して満貫の仕上がりになった。

 速い攻め、勝負どころは強気に。メリハリの利いたところが灘さんの麻雀の大きな魅力だった。

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