著者のコラム一覧
板坂康弘作家

東京都出身。週刊誌ライターを経て、阿佐田哲也、小島武夫が結成した「麻雀新撰組」に加わり、1972年創刊「近代麻雀」の初代編集長。小説CLUB新人賞を受賞して作家デビュー、著書多数、競輪評論でも活躍。

<6>麻雀は速さが武器 灘麻太郎プロの魅力は攻めの切れ味

公開日: 更新日:

 他家は気分的に守勢になり、灘さんペースの麻雀になってしまう。門前で手をつくる、遅攻型が多い上級者の中で、食い仕掛けの多さは目立っていた。

 そこで、下の牌譜を見ていただきたい。第18期麻雀名人戦(「週刊大衆」主催)の予選2回戦で、灘さんが打ったもの。対々和、ドラ「一筒」3という満貫の和了である。

 5本場は名人戦ルールでは、二翻しばり。配牌を見て、諦めが先に立ちそうだ。

「どうやって、二翻をつける?」

「北」はオタ風、三色狙いも浮かぶが、索子は手がかりもない。「九筒」ツモで「五索」を捨てたのは、チャンタ系の手役を狙ったからだ。

 次のツモがドラ「一筒」、聴牌を急ぐ他家からドラが出ると、すかさず「ポン!」。

 灘式の速攻が冴える。この「一筒」を叩ける打ち手は、どれぐらいいるだろうか。私は、ポンしないと思う。灘さんはドラ3枚で満貫を確保、あとは成り行きにまかせる。

 摸打5、6巡、続けて「六索」を引き込み、対々和の形ができてきた。相手にすれば、ドラ「一筒」が副露してあるから、慎重にならざるを得ない。

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