著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

翻訳がミスリード 詩織さんの言葉尻を捉えて歪曲する卑劣

公開日: 更新日:

 伊藤詩織さんが漫画家のはすみとしこ氏ほか2人に、Twitterによる誹謗中傷の損害賠償を請求する提訴を行った。4年間70万件のツイートを調査し、引用リツイートも含め誹謗中傷となる投稿を洗い出したそうだ。

 会見で詩織さんは亡くなったプロレスラーの木村花さんにも触れ、SNS上の誹謗中傷問題のため、今後も訴訟を続ける可能性を示唆した。自ら重い荷物を背負ったその肩に、他の人々の重荷まで背負うその強さに圧倒された。

 しかしその詩織さんにさらに噛みついてくる人々もいる。

 彼女がBBCのドキュメントで語った「日本社会で育つと誰でも性暴力や性的暴行を経験しているんです」という箇所を捉え、日本人女性全員が性的暴行を経験したような言い方は日本人女性を蔑めているとして、彼女を責め、加害者の山口敬之氏を擁護している(なんでそこに行き着くのかよくわからないが)。

 この発言に何か違和感を感じていたら、舩田クラーセンさやかという方のツイートを見て納得がいった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲