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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナの夏に出ずっぱり 中年タレント俳優3人なぜ愛される

公開日: 更新日:

「ずん」の飯尾は役者業も好調

 ずんの飯尾くんこと、飯尾和樹の人気が上昇中だ。ボートレースのCMでは田中圭演じる「タナカ」の先輩レーサー「イイオ」として登場。「次のレース燃えてるんで」と挑戦的なタナカに「僕は30年燃えっぱなしだよ」と応酬。大人の魅力(?)を振りまく。

 ヨーグルトのCMではあの田中みな実と夫婦を演じ、さらに総務省「マイナポイント事業」のCMでは舘ひろしとともにマイナンバーカードの普及に努める。

 飯尾くんの所属は浅井企画。萩本欽一を筆頭に関根勤、小堺一機、キャイ~ンらも所属するアットホームな事務所だ。今年51歳。芸能活動30周年というから驚く。

「ぺっこり45度」「ぱっくりピスタ~チオ」や「よろけたついでに由美かおる」などという持ちネタでゆる~い笑いを誘う。声も動きも態度も大きい吉本系の関西芸人とは百八十度違うタイプの癒やし系芸人だ。

 飯尾くん、最近は俳優としても活躍、2018年には石原さとみ主演「アンナチュラル」(TBS系)でムーミンを愛する心優しい臨床検査技師を好演した。その後も「獣になれない私たち」(日本テレビ系)や「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)「MIU404」(同)と話題作で味がある唯一無二の存在感を見せる。五十路を過ぎてのブレークに本人が一番驚いているのではないか。

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