著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

愛知県知事リコール問題 前代未聞の事態に沈黙するお仲間

公開日: 更新日:

 高須クリニック院長高須克弥氏が大村秀章愛知県知事に対して行っていたリコール運動で、提出された署名のうち、64選管中14選管の約8割が不正だったことが判明した。

 そもそもこの運動は河村たかし名古屋市長が愛知県知事のリコールを求めるという前代未聞の事態でもあった。

 結局リコールに必要な86万人分の署名は集まらず、43万5231人分を提出して、突然高須院長は病気を理由に運動から降りてしまった。

 不正に関しては高須院長は全否定し激怒したが、具体的な反論をするわけでもなく他人事のようなコメントを呟くのみで、その後はなぜか沈黙したままだ。しかし、これでこの問題が幕引きをしてよいわけがない。一体誰が不正の責任を取るのだ。誰がどうやって行ったのか、組織的に行われたとしたら指示したのは誰なのか。必ず解明されなければいけないのではないか。

 そもそもこのリコール問題は「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」における表現において賛否両論あり、どうしても許せないという人々が、なぜか大村県知事にお門違いな批判を浴びせたことから端を発している。皇室を愚弄(実は作者はしていないが)するものを展示するなという右翼的勢力と、公がそれをやったら検閲だというリベラル勢力の対立でもあったわけだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」