著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

ゴミ出しができない高齢者 20世帯に1世帯はゴミ屋敷に…

公開日: 更新日:

「ゴミ屋敷」と聞けば、ワイドショーの定番の、ゴミをため込み、取材するインタビュアーに水をぶっかけて追い返す変わり者の住人を思い浮かべる。

 つまり、ゴミを捨てられるのに、わざと捨てない異常な人間の仕業だと思っていた。

 ところがそうではないゴミ屋敷もある。いやこれは、あなたの実家が、「久しぶりに帰ったらゴミ屋敷になっていた」ということもあり得るという話なのである。

 年を重ね、身体機能や認知機能が衰えることにより、ゴミ出しができず、家にため込んでしまう。そんな“ゴミ出しができない高齢者”がいま問題になっているのだ。

ルポ ゴミ屋敷に棲む人々」(幻冬舎)の著者、岸恵美子東邦大学大学院教授の語るところによると、ある女性は一人暮らしの83歳の母の家に帰った。日頃から電話で「元気。大丈夫」と言われ安心していたら、実家はゴミだらけ、ネズミが走り回っていた。腰痛の悪化で掃除もゴミ出しもできなくなっていたのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する