著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

目立つ所をもぐら叩き…危機感だけは煽りたいのでしょうが

公開日: 更新日:

 緊急事態宣言が延長だそうです。緊急の事態がずっと続いてるんですね。これだけ長いと、いつが緊急でいつが緊急じゃないのかわからなくなります。でもオオカミ少年というおとぎ話を教訓にするなら、こういうときが一番危ないのかもしれません。

 このGW期間も私はラジオのレギュラー番組は通常営業。その中でニューヨーク在住のリスナーから「ドラッグストア、博物館、スタジアムなど至る所で予約なしでもワクチンを打つことができて、接種した人たちはどこへ遊びに行こうか計画中」という投稿がありました。ニュースによるとブロードウェーも再開の見込みだとか。

 ワクチン接種が進めば経済活動が通常モードになることを頭ではわかってますが、なかなかそれが進まない日本。マスク2枚に始まり10万円もとっくに底をつき度重なる要請にひたすら我慢する国民にワクチンを用意できない日本。

「オオカミが来たぞー」と言ったあとオオカミに対抗する武器(ワクチン)を村人全員にいち早く行き渡らせようとする村長と「オオカミが来たぞー」「たるんでると食われるぞー」「食われたら自己責任だぞー」「武器はもうすぐ届くからそれまで我慢だぞー」と言いながら武器を用意できない上に村祭りの準備には余念がない村長。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー