著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

「世界(欧米)に褒められたい病」はコンプレックスかも…

公開日: 更新日:

 松山英樹選手のマスターズ優勝の話題ってもう古いですよね。でも気になったことがあったので書かせてちょうだい。松山プロのキャディーが最終ホールのピンを戻したときにグリーンに一礼したのがアメリカメディアで話題になったという日本での報道。それは称賛されてるような報道でした。でもアメリカで生まれ育った、両親が日本人、英語も日本語もネーティブ、どちらの国の文化にも精通してる知人いわく「なんで頭さげてんの?」がアメリカ人の反応だそうです。

 八百万(やおよろず)に神が宿る日本文化に対して物や場所に神様はいないとするアメリカ文化(キリスト教)はあの一礼の意味がわからないそうです。そしてアメリカ人にそのことを説明すると大抵の反応は「きもっ」だそうです。まぁそれぞれの国の文化なのでどんな反応もいいんですけど、そうなると心配なのが今までの日本人の行動をよく「世界が絶賛!」と伝えられてた行動に対する本当の世界の反応です。

 例えばサッカーW杯で客席を掃除してから帰った日本人サポーターや野球WBCの日本ベンチにはゴミが全く落ちてなかったことは本当に絶賛されていたのか。清掃員の仕事を奪った悪行のように言われてないのかしら。扱ったのが1社だけで、しかも記事の大きさが実はスゴい小さかったんじゃないのかと。まぁ評価なんかを気にしなくても日本人としては普通のマナーとしてやってることなので褒められても、けなされてもどっちでもいいんだけどね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ