沢田研二の矜持と覚悟 コロナ禍でソロ50周年ライブ大盛況

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 ジュリーこと沢田研二(72)のソロデビュー50周年記念ライブツアー「BALLADE」の評判が上々だ。コロナ禍で延期されていた公演のうえ、いまも緊急事態宣言下での開催のため、客入りを危ぶむ見方もあったものの、蓋を開ければ5月28日の東京国際フォーラムは5000人のキャパがほぼ満席。根強い人気を証明した。

 ステージでは「こんな大変な時に、こうして駆け付けてくださって本当にうれしい。無事に今日を迎えられたのは、幸運に幸運が重なりまくったということです」などと感謝の言葉を投げかける場面も。70歳のアニバーサリーツアーでの公演ドタキャンが騒動になったり、ステージでのパフォーマンスに批判の声が飛んだこともあったが、声量といい、変わらぬベルベットボイスで観客を楽しませた。

■「歌を通じて自分史を確認」

「これをやるんだという覚悟、ソロで半世紀やってきた誇り、この状況でも歌えていることへの喜びを感じました」とは、昭和歌謡からの音楽シーンに詳しい構成作家のチャッピー加藤こと加藤剛司氏である。

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