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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

鮎川誠さんは「くよくよしているとシーナに怒られる」と言った

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平野 「自分自身を貫く」のが鮎川流。上京してからずっと下北沢に住み、このご時世にたばこは1日に……。

「たばことコーヒーが僕にとってのエネルギー源みたいなモンやけん。一応3箱ぐらいかな」

平野 インターネットにスマホにコロナ。世界が大きく様変わりしていき、音楽もヒップホップのような子供のお遊びじみたモノが幅を利かせ、ギターはいらない、ロックも必要ないという時代になってしまいました。

「若い世代でもロックを聴いてる。僕はロックから衝撃を受け、勇気をもらい、悩みなどから救ってもらい、そして今日まで楽しく過ごしてきた。音楽に必要なメロディー、リズム、ハーモニーに加えてエモーション、フィーリング、スピリットがロックには備わっている。コロナ禍の前は年間70~80回くらいライブをやっていた。これからも変わらずライブをやり続け、自分のことは自分で決める大切さ、同じ色に塗られそうな世の中にあって<ロックは十人十色>であることなどを伝えていきたい」(この項おわり)

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