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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

自身の呪いを解くために費やした DJ松永の4年間に及んだ世界一への挑戦

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「全員ぶち抜くけど、これから俺」(DJ松永テレビ東京「考えすぎちゃん ON TV~ワンクールだけの大冒険~」10月7日放送)

 ◇  ◇  ◇

 東京五輪の閉会式に出演し、話題を集めた「Creepy Nuts」のDJ松永(31)。その十数日前の番組収録で彼は、開会式に出演した劇団ひとりを「スゴい!」と共演者たちと同じテンションで語っていたが、その時には当然、閉会式に出ることは決まっていた。当時の心境を冗談交じりで語ったのが今週の言葉だ。

 いまやCreepy Nutsは音楽番組はもとよりバラエティーや、果てはドラマにまで引っ張りだこ。だが、当初は「日本一のラッパー」「MCバトル3連覇」などの肩書を持ち、「聖徳太子ラップ」というキャッチーな特技を持つR―指定の方が「顔」として引っ張り、松永はいわば「じゃない方」の立ち位置だった。

 HIPHOPとは中2で出合った松永は、その「得体の知れない感じ」の魅力にハマり、高2の頃にはバイトで貯めた金で、ターンテーブルを買ってのめり込んだ。

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