吉高由里子「最愛」でサスペンス女優の本領発揮! 酷評だった「危険なビーナス」のペケを払拭

公開日: 更新日:

 吉高由里子(33)の1年ぶりとなる主演ドラマ「最愛」(TBS系)が面白いと評判だ。吉高は、時代をリードする実業家でありながら、殺人事件の重要参考人という謎多き女性を演じている。

「第1話前半では田舎育ちの純粋で可憐な女子高生時代を演じ、後半からは女性実業家を演じています。吉高ならではの自然体の演技で主人公の感情表現がとても豊かなので、視聴者がドラマにすんなり入っていけます。宇多田ヒカル(38)の主題歌の効果も抜群で、極上ミステリーの予感がします」(芸能ライター・弘世一紀氏)

■TBSの配信記録を更新

 視聴率は第3話までいずれも9%を下回り、予想に反して伸び悩んでいるが、ネット上では「今期イチのドラマ」という声であふれている。第1話の見逃し配信は、初回放送後1週間で287万回を記録し、TBSドラマの初回無料配信数で歴代1位を記録した。このような逆転現象に関して、ドラマのネット配信に詳しいテレビ局関係者はこうみている。

「『最愛』の放送は金曜日の22時です。この時間帯のドラマ視聴者は年齢層が高めです。ドラマのタイトルが『最愛』で、吉高と松下洸平(34)のダブル主演のため、若者向けの恋愛ドラマだと思いスルーした人が多いのでしょう。しかも、このドラマが原作モノではなくオリジナル作品だということで事前の情報も少なく、なおさらミステリーだとわかりづらいので視聴率は伸び悩んでいる。ただ、ネットは口コミで評判があっという間に広がり、若い視聴者が見逃し配信で積極的に視聴しています。それが視聴率には反映されていない状況です」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い