眞子さんバッシングは皇室への「畏敬」「敬愛」が失われた証し

公開日: 更新日:

 こんな考え方が広がったのも、平成の天皇と皇后が、「象徴天皇とは国民に寄り添うものだ」ということを実践されてきたことへの誤解があるのではないか。被災地などに駆け付け、被災者と目線を同じくして声をかけてこられた「国民に寄り添う」イメージが、いつしか「天皇は国民に従う」イメージに変わったのではないか。

 眞子さんの結婚もそうである。内親王ともあろう人が、母親が借金しているのに返しておらず、そのうえ職もない男と結婚するなんて「皇室を冒涜するものだ」「許せない」「国民の声に従って小室圭との結婚はやめろ!」と大合唱が起こったのである。それでも婚約を破棄しない眞子さんに「ワガママだ!」という批判が向けられた。

 もしこれが、見知らぬ町内の人から、あんたの選んだ男はロクでもないヤツだから結婚はやめろと言われたらどう思うだろうか。「放っといてくれ!」と言うだろう。ではなぜ眞子さんは批判されっぱなしなのか。「公人」だからである。しかし結婚は、憲法24条によって「当事者の合意のみに基づいて成立する」ことを約束していて「公人」を除外していない。それを、あんたが選んだ男はダメだから結婚するなというのは、人権を無視するのに等しい。誹謗中傷とは、中傷された人がその言葉で傷ついたと思えば、誹謗中傷なのだということを忘れるべきではない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒