故・橋田寿賀子さんの財団 経理事務員が現金を不正着服

公開日: 更新日:

「母ちゃん、くやしい」。ドラマであれば、こんなセリフなのかもしれない。

 連続ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)などの脚本家で知られる、橋田寿賀子さん(2021年死去)が設立した一般財団法人「橋田文化財団」(東京)の経理担当事務員が財団の預金、現金を着服したとして、同財団が法的措置を検討していることが分かった。

 同財団は1992年、<放送界に貢献しうる有望な新人を発掘すること等により、放送創作活動を振興し、もって我が国の文化の発展に寄与することを目的として>設立。「橋田賞」を創設し、優れたテレビ番組や俳優、放送関係者を表彰している。

 財団のホームページによると、橋田寿賀子前理事長の死後、財団の通帳や現金出納帳から、経理担当事務員への個人宛の支出が確認されたことから調査を実施。すると、経理担当事務員が<預金・現金等を私的に利用するなどの不正行為をしたことを認めた>という。

 同財団は具体的な手口や不正金額などについて公表していない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い