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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

俳優歴30年超のキムタクがNHK大河に出演しない不思議…50歳を前にしても貫く“独自路線”

公開日: 更新日:

 今期ドラマで、さまざまな話題を呼んだのが木村拓哉の「未来への10カウント」。「視聴率を取れる俳優」と呼ばれたキムタクドラマが、今回は2桁を割る回も出ていた。

 ピアニスト、美容師、検事とさまざまな職業を演じてきた木村が、今回はボクシングコーチになったが、厳しい意見もある。2年前の正月ドラマ「教場」で見せた白髪の鬼教官役は「脱キムタク」と評されたが、今作ではアイドル俳優に逆戻りしたようにも見えた。

 木村は俳優歴だけでもすでに30年を超える。数々のドラマ・映画に主演してきたが、改めて木村の代表作を考えると、“キムタクのドラマなら必ず見る”ファンならいくらでも思いつくだろうが、主演に関係なくドラマの内容から入る人は、木村の代表作がすぐに出てこない。

 昭和の名優たちを振り返ると、映画の世界とはいえ、必ず「代表作」と呼ばれる作品があった。三船敏郎なら「用心棒」など黒沢明作品。勝新太郎なら「座頭市」、高倉健「網走番外地」、渥美清の「男はつらいよ」は長きにわたりシリーズ化された不滅の名作である。

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