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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

日銀黒田総裁は庶民をナメ切っている。無策のままで何が緩和だ

公開日: 更新日:

 バカなことばっかりだ。アメリカでまたぞろチンピラが銃乱射を起こしている。どこまでバカな国だ。それで、ニューヨーク州が半自動小銃が買える年齢を18歳から21歳以上に引き上げたとか。で、何が変わるんだ? 21歳の不良が持ってる銃を17歳のチンピラが盗んで撃てば一緒だろうが。規制は全国民だそうだが、何? それじゃナイフで刺しまくるヤツが出てくるってか。ならば、包丁屋も身元と前科前歴、精神状態すべて調べて売ったらいいんだ。頭を使え。人種差別、ド貧乏のその前に、店が銃を売るから事件が増える、工場が銃を作るからだろ。とっととその悪法を変えろ。朝起きて乱射ニュースは一日中、気分が悪い。

 もっとひどい話。先週の4日は、中国で民主化デモが軍隊と警察に武力弾圧された「天安門事件」から33年だった。天安門周辺では警察車が何十台も並び、民主化を求める抗議活動を阻止するために厳重警戒した。多数の学生、大衆が殺されたのに追悼集会も開けないまま、遺族たちや活動家は北京市から遠くに移動させられていたという。外国の記者と接触させないためだ。当局は犠牲者は300人余りと発表したが、本当は何千人いるか分からない。33年間ずっと黙ってきた。こんな卑劣な国は、我らは信用したくない。

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