【追悼】青柳政司さん 90年代のプロレス史を飾ったヒール…叶わなかったリングへの夢

公開日: 更新日:

「今度は青柳さんか……」

 7月6日、空手家でプロレスラーとしても大仁田厚、ライガー、小林邦昭らと流血戦を繰り広げた青柳政司・誠心会館館長が亡くなった(享年65)。

「今度は」と嘆いたのは青柳館長が本格的にプロレスに参戦したFMWの元関係者だが、それも無理はない。つい先日、5月29日に90年代のFMWのデスマッチ路線を支えたターザン後藤さんが亡くなったばかりだからだ。

「わかっているのは6日に亡くなられたこと、通夜・告別式の会場と時間だけです。死因は、まだ知らされていません。私たち門弟も呆然としている、という状況です」

 こう話すのは、青柳館長の愛弟子で愛知県内3カ所の道場を任されている鈴木大輔4段だ。

「体調に波があったようですが、相変わらず熱心に子供たちの指導に取り組んでいました。6月26日に開催された審査会(昇級・昇段試験)にも元気な姿で出席していたのですが……」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾