仲野太賀の「松尾諭」役が大絶賛! 父・中野英雄の“コワモテ感”ゼロも「やはり親子」

公開日: 更新日:

 そもそも英雄を“全国区”にしたのは、1992年放送のフジテレビ系の連ドラ「愛という名のもとに」。最終回で視聴率32%超えを記録した伝説のドラマだが、そこで英雄が演じた“チョロ”は生真面目でうだつが上がらず、女性にもだまされる非モテ男だった。

「当時の英雄さんはオラオラ感もなく、むしろ今の太賀さんに近いイメージでした。だから視聴者もチョロに夢中になり、涙したんだと思います。顔立ちは英雄さんの方が濃いですし、そのぶん太賀さんの普通っぽい雰囲気がより際立つ。太賀さんがいかようにも化けられるのは癖のない薄さのおかげでしょうが、やはり親子だなとは感じますね」(山下真夏氏)

 父親は父親、息子は息子でそれぞれの道があるだろうし、太賀は「拾われた男」以外にも16日から始まる日本テレビ系の連ドラ「初恋の悪魔」で林遣都(31)とダブル主演と、今や押しも押されもせぬ売れっ子だ。

「『初恋の悪魔』は夏ドラマ期待度ランキングの1位で、太賀さんが出演すると聞くだけで〈きっと面白いはず〉と期待させる“何か”がありますね。愛すべき三枚目キャラが定着しつつありますが、そんな太賀さんも、ふとした演技で狂気じみたものを感じさせる時がある。30代、40代とキャリアを重ねていけば、父親のようなコワモテ役も似合うようになる。そんな気がします」(テレビ誌ライター)

 やっぱり血は争えないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝