著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(50)「支那に100年は駐留しなければダメだ」と豪語した、東條英機の常軌を逸した「世界支配図」

公開日: 更新日:
左から近衛文麿首相、外相候補の松岡洋右氏、留任予定の吉田善吾海相、陸相候補の東条英機中将(1940=昭和15=年7月19日、東京・荻窪の荻外荘)/(C)共同通信社

 東條英機が主導した陸軍省が、ヒトラーとともに世界地図を分割しようとした案について、もう少し記述しておこう。そこには真珠湾攻撃の成功に気を良くして、今回の「大東亜戦争の結果、米、英、蘭各国領の南方諸地域を完全に占領に至るときは之等の地域に対し帝国の欲する所に従いその統治形態、政治… 

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