口の中に入った枯れ葉を吐き出した86歳男性に罰金5万円! 過剰取り締まりが英国で物議に
英リンカンシャー州で今年2月に起きた出来事が、最近になって大きく報じられて物議を醸している。
同州スケグネスに住むロイ・マーシュさん(86=写真)が風の強いある日、近くのボート湖周辺を散歩していたところ、湖岸に群生しているアシの枯れ葉が飛んできて口の中に入った。思わず吐き出したところ、地元の環境犯罪取締官がやってきて、「地面に唾を吐いた」と指摘。250ポンド(約5万3000円)の罰金を科したという。
ロイさんは事情を説明し、葉を見せて唾は吐いていないと主張したが、聞き入れられなかった。
この出来事は、11月にこの話を聞いて憤慨したロイさんの娘ジェーン・フィッツパトリックさんがフェイスブックに投稿したことで公になり、急拡散。多くの人が取締官の過剰な対応を批判し、高齢者を狙った嫌がらせだと指摘するコメントなどが相次いだ。
騒動を受け、英国はもちろん海外メディアも報じたことから、取り締まりの過剰さや裁量の必要性について議論を呼んだ。
ロイさんは当時の状況をBBCに説明して、こう語った。
「すべてが不必要で、度を超えていた」「誰にでも起こり得ることです。外出するのが不安になりましたよ」
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「罰金」をめぐる泣き笑いのエピソードは、下にある■関連記事でも詳しく報じている。


















