【追悼】新川二朗さんが生前語っていた、ベテラン歌手ならではの豪快逸話の数々

公開日: 更新日:

 60代以上には懐かしいという言い方がいいのかもしれない。1964年に発売されてヒットした「東京の灯よいつまでも」を歌った新川二朗さんが脳梗塞による気管支炎で亡くなった。82歳だった。

 近年はテレビ東京系で年末に放送される「年忘れにっぽんの歌」やBSの歌番組で見かけることが多かったが、本紙には2016年に新曲「泣かせ酒」を発売した際、インタビューコラム「涙と笑いの私の酒人生」にご登場いただき、ベテラン歌手ならではの豪快なエピソードを語ってくれた。

 新川さんが所属していた新栄プロは「王将」の村田英雄さんや北島三郎さんが所属していた。大先輩だった村田御大との思い出。

「僕は村田英雄さんにスカウトされてこの世界に入ったんだけど、村田さんとはよく飲んだね。あの方は豪快な人でね。村田さんの隣にはいつも美しい女性がいましたね。『新川、歌い手は英雄色を好むってな。女房だけじゃダメなんだよ。こういう女が900人ちょっとはいるぞ……千人斬りだ!』って豪語してた」

 飲んだ時はほとんど女かバクチの話だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗