谷原章介にはなくて羽鳥慎一にあるもの…朝のワイドショー視聴率の差は縮まらず

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「めざまし」はCMスポンサーが好感

 番組そのもののつくりも、「めざまし8」と「モーニングショー」ではデキが違う。「めざまし」には「Newsわかるまで解説」というコーナーがあって、「モーニングショー」の玉川が担当の時事解説コーナー「そもそも総研」と羽鳥パネルのいいとこ取りを狙っているのだが、内容がアバウトなのである。

 たとえば、「秘話チャールズ国王即位」というテーマでは、英国王室に詳しいジャーナリストの分析やコメント、英国の大衆紙の記事を並べただけで、独自情報はほとんどない。さらに、同じ映像が何回も流れるなど、中身の薄さは一目瞭然。こうした細かいところに粗さが目立つ。

 ただ、「めざまし」は購買意欲が高い20~40代の女性の視聴率が「モーニングショー」より高く、CMスポンサーに好感されているという。しかし、食品大手の広告担当者は首をひねる。

「平日の朝から、仕事にも学校にも行かずワイドショーを見ている人って、本当に購買力や経済力があるんでしょうか」

「モーニングショー」の出演者はオジサンばっかりと言われるが、谷原だって50歳と十分オジサンである。やっぱり、追いつくのは難しいかなあ。

(コラムニスト・海原かみな)

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