著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

池脇千鶴に「私のことは“ちいちゃん”と呼んでください」と言われ…

公開日: 更新日:

 前回、沢田研二さんと田中裕子さんという本当のご夫婦が“夫婦漫才師”役を演じられた映画「大阪物語」(1999年)で漫才台本を書かせていただいたことを書きましたが、2人の娘役で主人公を演じたのが当時17歳の高校生だった女優の池脇千鶴さんでした。

 この作品が彼女の映画デビュー作。私は漫才担当で本編には直接かかわりはなかったのですが、池脇さんと弟役の2人が両親の漫才をそのままコピーして演じるシーンがあり、“姉弟”にも漫才を教えることになり、NGK(なんばグランド花月)で池脇さんと打ち合わせをすることに。

 会議室での初対面はセーラー服姿で「霜月若菜役をやらせていただく池脇千鶴です。よろしくお願いします」と深々と頭を下げた笑顔が素朴でとても印象的でした。

 打ち合わせを済ませて、市川準監督とプロデューサーとともに近くの中華屋さんへ食事に。ここで「私のことは“ちいちゃん”と呼んでください」と言われ、以降どこで会っても“ちいちゃん”と呼ばせてもらっていました。

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