バカリズムがウケる理由 痛快だった逆張りの発想「ノンレムの窓」でも“ワールド”全開

公開日: 更新日:

 10月9日放送オムニバスドラマ「ノンレムの窓2022・秋」(日本テレビ系)が話題だ。今年4月に放送された第1弾が好評で今回はその第2弾。原案・脚本はバカリズム(46)。

 窪田正孝主演「未来から来た男」、木村文乃主演「放送禁止用語」、木村多江主演「パスワードが知りたい」の3本立てですべての原案と「未来から──」の脚本をバカリズムが担当した。

■シュールでシニカルな発想

「未来から──」は3年前にタイムリープした男が「未来から来た男」としてテレビにもてはやされ人気者になるが、3年後はタダの人になってしまうというシュールなものでした。

「放送禁止用語」はさまざまなクレームに対応するあまり、使ってはいけない言葉、いわゆる「放送禁止用語」が増え続けるという今のテレビへの警鐘のような内容。

 都道府県を特定することに配慮して「日本のどこか」に、ニュースや報道という言葉もNGになって番組名も「情報の提示」になるといったシニカルな内容でバカリズムワールド全開だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった