中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

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「幼い部分がある」

「遊び心があるのはいいけど、幼稚な部分はなくさないといけない」

 3日の引退会見で、二軍の若手たちをそう評したソフトバンク中村晃(36)。もちろん、「能力がある選手はたくさんいる」と前置きしての苦言だが、なかなか辛辣な言葉が並ぶ。

 しかし、ソフトバンクで若手に苦言を呈したのは中村が初ではない。これまでも投手、野手問わず、主力を張った選手たちが口を酸っぱくして言い続けていた。

 2018年の契約更改で「意識の高い選手がいない」とバッサリやったのが、中村同様、「打撃職人」と呼ばれた長谷川勇也(41=現一軍打撃兼スキルコーチ)だ。

「何のためにプロになったのか。何のためにユニホームを着ているのか。伝わるものがない。若い選手に負けるなんて思っていない」

 その翌年19年の春季キャンプで、日刊ゲンダイは長谷川を直撃。発言の意図を改めて聞いた。

「なんか……もったいない気がして……。野球選手なら誰でもいつかは戦力外になります。そのとき、いったいどう思うのか。やりきったと思えるのか、それとも後悔するのか。今の若手を見る限り、その時になって『もう少しやっておけばよかった』と思うだろうなという練習しかしてないんです」

「せっかくプロに入ってきたのに、もったいないじゃないですか。仮にですよ? 僕が明日、球団から『クビ』と言われても、後悔はしません。だって、今日これだけ目いっぱい、練習をやりきったわけですからね(この日、長谷川は全体練習後に1040球を打っている)。未来は自分次第なんです。僕はどんなに頑張っても、(現役は)あと5年でしょう。でも、若い選手は10年、20年と未来をつくれる。だからこそ、もったいない、と思うんです」

 21年の開幕前には、松田宣浩(43=現評論家)が日刊ゲンダイのインタビューにこう答えていた。

「今のプロ野球は1年結果を出したら、すぐにチヤホヤされる世界になってきているんですよ。それで調子に乗る……とまでは言いませんけど、『このままでいいや』と思い込んで更なる努力をせず、翌年以降、痛い目を見た選手を何人も見てきました。この世界はホップ、ステップ、ジャンプなんです。3年やって一人前というのは、そういうことです。せめてジャンプするまでやってから、いろいろとモノを言えと思いますね。『ホップまでなら誰でもできるぞ』とは、チームの先輩として言いたい。若手からの突き上げ? はい、あまり感じていません」

 左腕エースだった和田毅(45=現評論家)は24年春季キャンプでの日刊ゲンダイの直撃に、「少なくとも、僕が筑後の二軍施設で練習をした時に見た範囲では」と、こう続けていた。

「『もったいない』と感じました。あれだけの施設が二軍宿舎と隣接しているのに、僕が帰る時は誰も練習していなかったこともあった。もちろん、たまたま休養日だったかもしれないし、それはわからない。でも、何とか這い上がろうとギラついた雰囲気だったり、僕に積極的に質問してくる子はいなかったですよ」

 総工費60億円以上の二軍施設に、支配下と育成枠合わせて12球団最多の120人弱の選手層。もっかリーグ2連覇中と結果を出しているものの、まだまだ工夫の余地はあるというわけだ。

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