著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

川畑泰史は調整役で気遣いの人 お金を入れず渡してしまったご祝儀袋に「スイマセンけど…」

公開日: 更新日:

 吉本新喜劇の座長・川畑君は、ナインティナインや、矢野・兵動と同期、私が講師を始めた年の教え子です。

 今のように恰幅がいいわけではなく、痩せたちょっと地味な感じの優しそうな子という印象でした。川畑君は漫才師、コント師をめざす子が多い中で吉本新喜劇を目指していました。講師になったこの年から私も新喜劇を書きだしたばかりで、ろくなアドバイスもできなかったかと思いますが、授業態度はまじめだったように記憶しています。

 卒業後は私の書いた新喜劇に何度も出てもらい、2007年に座長になってからも何本か書かせてもらいました。しっかりとした自分を持っていながらも、グイグイ引っ張っていくというタイプではなく、問題点があれば一緒に悩んで考え、自分が目立つことももちろん大切にしていましたが、周りを生かしておもしろいお芝居にすることを考える、川畑君の人柄同様に穏やかな“調整役”タイプの座長ではないでしょうか。

 役柄的にツッコミにまわることが多いですが、ボケ役も器用にこなすオールラウンドプレーヤーです。

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