ディベート対決もラッパーもお金になっている 「負の感情」がアウトプットの源泉に

公開日: 更新日:

 バトルだけじゃなくラッパーの曲も好きになって、「オジロザウルス」「ANARCHY」「鬼」「ガドロ」「Awich」「SOCKS」とかもうキリがない。「ベゲfastman人」とかもヤバいヤツらですよ。

 もちろん好きで聴くのと自分でやるっていうのは違うけど、ラップバトルは不思議と自分でも最初から「できるな」と思ったんです。同じ言葉を使う芸人だったこともあるけど、それ以上に俺自身がそういう環境で育ってきたからね。宮崎の実家では毎日がラップバトルみたいなもんで、家族で飯を食う時なんて、みんなで他人の悪口しか言ってなかったもの。

 初めて出たラップバトルの草大会で準優勝したんやけど、「あれ? 俺、前にやったことあったっけ?」って錯覚するくらい性に合っていた。イチローが初めて野球をやった試合でホームランを打ったっていうエピソードを思い出したくらい。実際、大会では今もプロでやってるような相手を倒したこともありました。みんなタトゥーが入ってるようなコワモテ揃いやから、最初の頃は「俺みたいなんが勝ったら殺される」って勝手にビビって逃げるように帰っちゃいましたけど。そんな感じで続けてたラップが今ではちゃんと金につながってる。「フリースタイルティーチャー」では好きで聴いてたラッパーと共演できたり「千鳥のクセがスゴいネタGP」では笑いにも役立ってる。こないだなんか東京ガールズコレクションのイベントのシークレットゲストで呼ばれましたからね。ホンマ、人生に意味がないことなんてないんですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで