俳優・仁科貴さん「気が付いたら、オヤジ(川谷拓三さん)が肺がんと診断された年齢に」

公開日: 更新日:

仁科貴さん(俳優/52歳)

 1970~80年代、大河ドラマ「黄金の日日」(NHK)などのドラマや映画で活躍した俳優・川谷拓三さん(享年54)。この13日は、代表作の映画「仁義なき戦い」公開から50周年でもある。その長男・貴さんは川谷さんの死後、間もなく俳優デビューし、NHKの連続テレビ小説「オードリー」などで注目された。仁科さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

「気が付いたら、今年はオヤジが肺がんと診断された年齢になるんですよね。時間が過ぎるのは、本当にアッという間。オヤジの年を超えたらオレはどんなふうになっていくんだろう、と思いますね」

 東京・調布市のとある駅近くのコーヒー店で会った仁科さん、まずはこう言った。

「オヤジは診断されてから亡くなるまで半年だったんですよ。咳が続いていたのに、多忙だし医者嫌いだし、で、すぐ受診せず、ボクが風邪をひいたときにようやく一緒に受診したら、オヤジは肺がんだ、と。余命半年、治療はできないと言われ、病名は告知しましたが、余命は伝えられませんでした。ボクら家族──ボク、母、姉と、叔父さんが見守るなか、母の出身地の京都にある病院で、モルヒネで緩和ケアを受け眠るようになくなりました」

 54歳で亡くなるとは、いかにも早い。

「オヤジの両親もがんで亡くなったので、ボクはめちゃめちゃ怖がり。何か症状があるとすぐに病院を受診しています。といっても、酒もたばこもやるんですけどね(笑)」

 仁科さん、仕事は何をしているのか。

「俳優をずっと続けています。建築現場で電気工事などのアルバイトをしたり、しなかったりしながら。今は俳優一本で食べていますけど、よくやってこられたと思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  2. 2

    巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

  3. 3

    魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚

  4. 4

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  3. 8

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  4. 9

    葉月里緒奈47歳“魔性の女”の現在地 セレブ生活の投稿が性に合っている?

  5. 10

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末