猿之助「一家救急搬送事件」に歌舞伎界の激震おさまらず…若手育成の“手腕”証明された皮肉

公開日: 更新日:

 18日朝に起きた市川猿之助(47)一家救急搬送事件の詳しい状況が少しずつ明らかになってきた。

 猿之助は「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と明かし、父の4代目市川段四郎さん(76)と母の延子さん(75)の死因は向精神薬中毒の疑いと判明。猿之助自身は首を吊ろうとしたことも明らかになり、女性セブンで報じられた“同性に対するパワハラ、セクハラ”が引き金になったのではとの声がある。警視庁は猿之助の回復を待って近く事情聴取する予定だという。

■ゆくゆくは猿之助の名跡を団子に

 18日当日、昼公演は休演したものの、夜公演は若手俳優の中村隼人(29)が、翌19日から昼公演は市川中車(香川照之=57)の長男、市川團子(19)が代演。客席からは拍手が鳴りやまず、興行のダメージは最小限にとどめられている。千秋楽に中村と猿之助の役を入れ替えるサプライズ演出を予定していたことや従甥の團子に指導していたことが功を奏し、猿之助の“若手育成の手腕”が証明された形に。また、中村隼人が大叔父に萬屋錦之介を持つサラブレッドであることなど澤瀉屋一門の若手に注目が集まっているのは皮肉というしかない。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波