ジャニーズ事務所は欧米なら解散もの…性加害を“黙認”し続けた大手メディアの質問攻勢に違和感

公開日: 更新日:

「“メディアの沈黙”と指弾されているのに、大手メディアから反省の色は感じられませんでした。質問者はこれまでジャニーさんの性加害を追及してきたメディアや海外メディアに絞るべきでしたね」(芸能ライター)

■森光子との交際疑惑は全く関係のない質問

 ある記者は、東山が過去に報じれた女優の森光子(享年92)さんとの関係について、「東山氏と森光子さんの噂もあり、ジャニー氏の性加害にとどまらず、芸能界にはこのような問題が多く残っている」と質問。この質問にネットでは「関係なさ過ぎて、呆れる」「どさくさ紛れに事件と関係ない質問するな」といった批判の声が相次ぐなど、メディアのレベルの低さを露呈させてしまった。

 さらに、ジャニーズ事務所の記者会見を受けて、多くの民放は「タレントに罪はない。これからも起用する」と自社の見解を述べている。

「そう言いながら、東京海上日動火災保険が嵐の相葉雅紀の契約解除したことでスポンサーの顔色を窺っている。これからも追随するスポンサーは出てくるでしょう。ジャニーズ事務所を解散させてタレントを他の事務所に移籍させれば、タレントたちがこうした損害を被ることはないはず」(前出・芸能ライター)

 ジャニーズ事務所の大甘処遇を許してしまった日本のメディアのだらしなさを、全世界に発信した記者会見と言っていいだろう。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景