向井理「パリピ孔明」をGP帯にぶつけたフジの気概 《ツッコんだら負け》的な面白さが癖になる

公開日: 更新日:

「パリピ孔明」は三国志でおなじみの軍師・諸葛孔明が現代の東京・渋谷に転生し、そこで出会った若きアマチュアシンガーの軍師として彼女を成功に導いていく人気コミックのドラマ化。《豪華キャスト陣×多彩な音楽×極上コメディー×ぶっとんだ世界観の映像美で送る、史上最響の音楽青春コメディー!》(公式HPより)だ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「視聴率なんか気にせずに面白いものを! という気概は感じます」とこう続ける。

■異世代とのコミュニケーションに役立つ?

「視聴率に影響する、地上波テレビをリアルタイムで見る習慣のある中高年世代の多くは、“孔明”は知っていても“パリピ”の意味が分からなかったりする。孔明が転生して日本語ペラペラでスマホも使いこなすし、カクテルも手際よく作れるというブッ飛んだ世界に、すぐについていける中高年は少ないでしょう。分かる人には豪華なアーティストにしても、50代、60代でもかなりエンタメ全般に敏感な層でないと分からない。ドラマを楽しめる層をあえて限定した上で、分かる人には徹底的に楽しんでもらおうという潔さがありますね。それを深夜でなくGP帯に持ってきたのは、《何か変えよう》という制作サイドの意思の表れだと思うんです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」