著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズ「エージェント制」の導入でタレントたちが迫られる“究極の選択”

公開日: 更新日:

 東山紀之社長は「全てを会社に委ねたり縛られたりするのではなく、タレント自らがその活動の方向性に応じて、自分自身で活躍の場を求めていくことになる。事務所は最大限のサポートをしていく」と説明。若手は所属することもできるが、一線で活動中のタレントはエージェント契約を結ぶか否かを決める。簡単そうで難しい判断になる。

 これまで、ジャニーズに所属していることで、多くの仕事に恵まれてきた。本人の実力よりも、ジャニーズの力によるところが大きい。デビュー間もないタレントが「ドラマ主演」は当たり前。「映画初出演で主演」と、3階級飛びのようなキャスティングもあった。俳優の世界で実績のないタレントが主演を張れるはずもない。人気を土台にメリー氏の圧力が働き、テレビ各局が忖度してジャニーズの言いなりになり優先的に起用してきた。

■倉本聰氏もジャニーズの横暴を暴露

 ジャニーズの横暴さに脚本家の倉本聰氏も「財界オンライン」で声を上げた。「ある女優を起用しようとしたら、テレビ局から待ったがかかった。その女優がジャニーズとトラブッたことがあり、使うなら局から全ジャニーズ関連のタレントを引き揚げると脅された」と暴露した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ