メディアは旧ジャニーズの“広報”をいつまで? 1000億円ともいわれる資産・遺産の行方が大切だ

公開日: 更新日:

 それなのに、くだんの記者会見では質問すら出ず、メディアはNGリストで大騒ぎする茶番劇を演じていた。

 タレントの今後については専属契約かエージェント契約だけなのか。新会社の東山紀之新社長、井ノ原快彦副社長の二人三脚でそれらをやっていくというが、経営の素人がどこまでできるか疑問だ。あるタレントに聞いたら、事務所の経営が破綻しそうになり、任されたタレントがその後を引き継いだが、みんな考えがバラバラで解散するしかなかったそうだ。

 東山、井ノ原も同じにならないか。タレントの将来を考えるなら、いい先例がある。郷ひろみ本木雅弘だ。郷は大手芸能プロに移って成功し、本木は俳優が多く在籍する芸能プロで確たるポジションを築いた。

 新会社は旧ジャニーズを芸能プロとして立て直すより、タレントの受け皿を探してあげた方がいいように思う。芸能界は引き抜きはご法度だが、ジャニーズから引き取り手を探すのならOKだろう。旧ジャニーズに守られ、甘やかされてきたタレントがエージェント制で生き残れるほど、この世界は甘くない。新会社に残るのは東山と井ノ原、トップスターの木村拓哉だけ。この体制なら東山も井ノ原も現役で活躍できる。

(峯田淳/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束